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停電が起こる仕組みと対処法

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昨今、地震や台風などの自然災害が多く起きており、日ごろからの備えは必要だと考えさせられますね。そんな自然災害と切っても切り離せないものといったら、”停電”。そこで今回は、”もしも”に備えるべきこと、万が一停電になったときに行わなければいけないことについて知識を増やしていきましょう!


目次[非表示]

  1. 1.停電が起きる原因とは
    1. 1.1.風や雨の影響
    2. 1.2.雷の影響
    3. 1.3.倒木や鳥獣等の接触での影響
  2. 2.停電が起きた場合にすべきこととは
    1. 2.1.一部の部屋のみの停電の場合
    2. 2.2.自分の家のみ停電している場合
    3. 2.3.近隣の家も停電している場合
  3. 3.💡まとめ




停電が起きる原因とは


風や雨の影響

多発時期:夏・秋


強風の影響で樹木の崩壊や飛来物、土砂崩れ等により電線が切断したり、電柱が崩壊することで停電が発生します。特に台風発生時には、看板や養生シート、トタン等が強風で飛散し電線や電柱が被害を受け停電が発生することがあります。台風の影響を受ける前に、しっかり固定するなど対策をするようにしましょう。また、折れた電柱や切れた電線は、感電事故を発生する可能性があるため絶対に近づいてはいけません。


雷の影響

多発時期:夏


雷が電線等に落ちて、電線・変圧器等の電気を送るための設備が損傷すると停電が発生します。雷が電線に流れると、許容電流を超えて電線が切れる場合があります。前述した通り、折れた電柱や切れた電線は、感電事故を発生する可能性があるため絶対に近づいてはいけません。また、雷が電柱などに落ちた場合、電線などを伝って家にも流れ込み、パソコンなどの電子機器が損傷することもあるため、近くで雷が鳴り始めたら、電源プラグや通信ケーブルを抜いておきましょう。


倒木や鳥獣等の接触での影響

多発時期:春・夏


成長した樹木や強風の影響での倒木、カラスなどの鳥獣が電柱に巣を作ることでも停電が発生します。巣の材料で針金ハンガー等の電気が流れやすいものが使用されていると、針金ハンガーに電気が流れ停電になってしまいます。万が一、電柱や電線に大量のハンガー等で営巣を確認された際は、お住まいの地域の一般送配電事業者にご連絡ください。



停電が起きた場合にすべきこととは


Q.停電が起きている範囲は?


Q.停電が起きている規模は?


一部の部屋のみの停電の場合

分電盤内の安全ブレーカーを確認してみてください。ブレーカーが下りている場合は、停電した部屋で使用中の電気機器のスイッチを切り、コンセントを抜いて、使用する電気機器の数を減らしてから、ブレーカーを上げてください。この場合の停電の原因としては電気の使い過ぎ、もしくは一時的な漏電が考えられます。容量の増加や漏電有無は、お近くの電気工事店にご相談ください。


自分の家のみ停電している場合

分電盤内のメインブレーカーを確認してみてください。


●アンペアブレーカー無の分電盤

スマートメーターのアンペアブレーカー機能により、停電後10秒後に自動で電気が付くようになっています。この場合、同時に使用される電気機器を減らし、使わない電気機器はコンセントから抜くようにしましょう。同時に使用する電気機器が多い状態が続くと、再度電気が切れる場合があります。10秒以上停電が続く場合は漏電遮断器が切れている場合があるため、下図①~③の方法をお試しください。

●アンペアブレーカー有の分電盤

電気機器を同時にたくさん使い、契約アンペアを超過したためにアンペアブレーカーが切れてしまうことがあります。この場合、同時に使用される電気機器を減らし、使わない電気機器はコンセントから抜いた後、アンペアブレーカーのつまみを上げてください。また、漏電や電気の使い過ぎ等が原因で漏電遮断器が切れる場合もあります。(※漏電遮断器が切れた場合は下図①~③を参照 )



①アンペアブレーカーのつまみが「入」(ON)になっていることを確認し、安全ブレーカーのつまみを全て「切」(OFF)にする


   ②漏電遮断器(真ん中)のつまみを「入」(ON)にした後、安全ブレーカーのつまみを1つずつ「入」(ON)にしていき、問題のあるつまみを入れた際に、漏電遮断器が切れたらその回路に漏電の可能性があります。


③全ての安全ブレーカーを「切」(OFF)にしてください。その後、漏電遮断器のつまみを「入」(ON)にし、問題のあるつまみ以外の安全ブレーカーを1つずつ「入」(ON)にする

出典:東京電力パワーグリッド


近隣の家も停電している場合

自分の家だけでなく近隣の家も停電している場合は、自然災害や事故などが原因で停電が起きている可能性が高いです。一般送配電事業者の停電情報も併せて確認をしておきましょう。


💡まとめ

  • 自然災害だけでなく電線に障害となる樹木やゴミ、鳥獣が接触したり、電線同士が接触したりすることで異常が起きた際に停電が発生する
  • 折れた電柱や切れた電線は、感電事故を発生する可能性があるため絶対に近づかない
  • 停電が起きた際は、まず範囲と規模の状況確認を行う
  • 自分の家のみの停電の場合は、分電盤のブレーカーの状況を確認する
  • 自分の家を含め近隣の家も停電している場合は、何らかの事故や自然災害が原因
  • 停電からの復旧後、二次被害が起きないために電気機器のコンセントを抜いておく



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