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電気の単位のひとつkWh(キロワットアワー)、皆さんよく目にする機会が多いのではないでしょうか。今回は、kWhの基本的な考え方からkWとの違いなど、電気料金との関係性についてご説明いたします!

kW(キロワット)とは

kW(キロワット)とは「有効電力」を示す単位で、出すことができる力の大きさを示す単位を表す際に使われます。また、電化製品が実際に使用する電力量を表す際にも使用されます。電化製品の消費電力はW(ワット)単位で表されますが、家庭用エアコンなど消費電力が大きいものではkWが使われることもあります。

kWの計算方法

kWは皆さんの身近なもので、電化製品の取扱説明書で目にすることができます。ただし、取扱説明書では主にW単位で記載されていることが多く、kWに変換したい場合は以下の通り計算する必要があります。

kWh(キロワットアワー)とは

kWh(キロワットアワー)とは、kW(キロワット)のうしろにh(hour=アワー)がついた単位で、「1時間あたりの消費電力」を表しています。kWhは、主に電力会社からの請求書や明細書に記載されており、使用した電気の量を測る単位となっています。実際の使用量は、kWをどれだけの時間消費したかで決定されます。また、kWh単位を覚えておくことで、電気料金の計算方法について正しく理解することができます。では、kWhはどのように算出するのでしょうか。

kWhの計算方法

具体的な例を出して考えるとより分かりやすいと思います。1500W(=1.5kW)のドライヤーを15分使った場合に当てはめて考えてみましょう。先ほどの計算式に当てはめると、1500Wのドライヤーを15分使った場合の消費電力量は0.38kWhとなります。

kWhから電気料金を計算する

消費電力量(kWh)の計算方法を理解したら、実際にkWhから電気料金を計算してみましょう。ここでは関東エリアの「ビジでんプランB」を前提として説明をします。電力量料金は「1kWhあたり●円」という形で計算されます。電力量料金の計算式は以下の通りです。

電力量料金の計算方法

では、上記の計算式に先ほど算出したドライヤーの消費電力量(kWh)を当てはめて電力量料金を算出してみましょう。

電力会社によって異なりますが、一般的には1kWhあたりの料金単価はその月の電気の合計使用量が多くなるほど、使用量に応じて高くなるように設定されています。ビジでんの電力量料金は、従量電灯は3段階の料金設定、低圧電力で季節別料金もしくは一律料金で設定されています。(エリアにより異なる)なお、関東エリアのビジでんプランBでいうと以下の通りになります。

【関東エリアビジでんプランBの場合】

電力会社切替え検討中のお客様へ

他社からお電話等で提案を受けた際は、見積書を発行頂くことをおすすめします。他社の中には、お電話で提案を受けた金額の他に、実際は電源調達調整費などの市場連動料金や、容量拠出金相当額の負担料金などがかかる料金体系だったということがあります。また、ご契約中のプランとの比較が上手くできていない場合もあるため、他社から提案を受けた場合は当社までご相談ください。他社から受領した見積書をお送り頂ければ、当社でご契約頂いているプランとの比較をすることが可能です。

まとめ

  • kWとは、電化製品が実際に使用する電力等を表す際に使われる
  • 1kW=1000Wに相当する
  • kWhとは、1時間あたりの消費電力量を表している
  • kWhの計算方法は、消費電力(kW)×時間(h)
  • 一般的には1kWhあたりの料金単価はその月の電気の合計使用量が多くなるほど、使用量に応じて高くなるように設定されている
  • 他社料金プランは煩雑になっており、案内された料金項目以外にも別途料金項目がある場合があるため慎重に選ぶ必要がある
  • 料金比較をご希望の場合、お手元に見積書をご用意の上ビジでんに電話する